【PB石巻日記4/23】

ピースボートのボランティアで石巻に来てます。電池心配だけど、できるだけ日記を書いてみようと思う。PBの活動内容は、家屋や道路の清掃がメインで、他に、炊き出し、物資の整理や配布、お風呂の運営、避難所のケアをしている。わたしの班は清掃担当。
今回の派遣は第5陣で211人。5人ずつ班を作って作業に当たる。拠点は石巻市のボランティアセンターがある専修大学。グラウンドにそれぞれテントを張って自炊している。



昨日の夜新宿を出発して、朝7:30頃専修大学に到着。怪しい雨をざぶざぶ浴びながらのテント設営。東京で雨に濡れないようにしていたことが早速無駄になり、いろいろ吹っ切れる。今日は雨で作業が中止だったので、日和山の展望台へ行くことになった。
わたし達が作業する中央町は半壊地区だけど、少し歩くと全壊地区になる。そこが見渡せるのが日和山だ。展望台の満開の桜越しに見た町の様子は、とても言葉にするのが難しいけど…かつて誰かを愛し、誰かに愛されたものたちが、粉々になって眼下に広がっていた。
それは半壊地区でも同じで、建物の形が残っていても、信号が動いていても、そこに住んでいる人達の「暮らし」はどこにも見当たらなかった。粉々になったのは建物だけじゃない。石巻だけでもない。息を吹き返さなきゃ。手当てしなきゃ。とにかく、できるところから。
雨の中ほんのすこし歩いただけなのに、へとへとに疲れて、帰りのバス(15分くらい)で爆睡。明日は作業できるといいな。


地面にテント張って寝てるから地震の揺れがダイレクトで怖くて笑える!テント楽しい。