琴線にふれる、

ほんとうに面白いと感じれるものって少なくて
でも人生って面白いことばっかりできるわけじゃないんだろうから
くだらない、って思うことにもとりあえず触れてみたり
関係なさそうなことでも何に繋がるかわからないから関わってみたり
でも
「人生ってそうゆうもんなんでしょ」って一歩引いて物事に関わるのって
ある部分であきらめは必要なことだろうけど でも
ほんとうに大事なものや自分の思いをないがしろにしていたんじゃないかって
最近なんとなく おもうのです。


わたしが劇団に…表現活動の世界に入って、もうすぐ10年
どこで、なにを、なんのために、っていうのは、ずっと問い続けてきて
舞台とか絵とか踊りとか映像とか
気がついたらいろいろやってるけど
わたしはなにひとつかっこよくできなくってふらふらふらふらして
それなのにずっとわたしのことを見ていてくれる人もいて


自分の生み出す物で生活していくという目標は、みんな持ってるだろうけど
わたしはなかなかそういうふうに考えられないんです
自分がほんとうに作りたくて作ったものに、お金が発生する必要は 必ずしもないと思ってて
だから
東京に越して 2年経っておもうのは
できるだけ自分がたのしいと思えることを本気でやりたいなってこと
みんなに認められなくてもいい
友達や家族や大切なひとが、幸せな気持ちになれることを大事にしたい。
(それってピンポイントだけど簡単じゃないしね)




「ガラスのコップの」の感想が、いろいろなところからちらほら届いていて
ぜんぶ全部ありがたいんだけど
こないだわたしの大好きな女性が
「わたしは好きだったな」ってぼそっと言って下さったのがなんだか嬉しかった。
わたしも、「わたしは、好き」という言い方をよくするけど
それは一般的な善し悪しはわからないけど、わたしは出会えてよかったって意味で「わたしは」をつけるから
そういうちいさな「わたし」にうれしい出会いがひとつでもあったなら
ほんとにほんとに 作ってよかったなあと思うんだ。